昨日の常識は今日の非常識。今、医療の常識が激変しています。
- 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離症・すべり症
- 変形性膝関節症、半月板損傷
- 脳梗塞後遺症による片麻痺
- その他の慢性痛
病院や治療院を何度も通院したのに治らなかった。時間を取られ、お金もかけたのに、あまり改善していない。そんな方がよく当院にもいらっしゃいます。なぜでしょうか?その原因は、きっとコレです。
あなたの症状が治らない訳
1994年、米国の厚生省の研究機関がある重大な発表を行いました。
「(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの)従来の診断用語や疾患分類は、急性腰痛の原因として信頼できない」
(参照:『成人の急性腰痛治療ガイドライン(邦題)』)
つまり、痛みの原因は、椎間板や軟骨の変性では無い、ということです。
実際、手術をしてもしなくても半年後以降の結果に差がないことが分かっています。同様に、ヘルニアや狭窄症のような構造的異常を持っているのに全く痛みの無い人が多いことも知られています。画像診断の結果と患者の訴える症状が85%以上の確率で異なっている、という事実も医師の間では有名だそうです。
ですから、「ヘルニア、狭窄症、すべり症、半月板損傷などにより痛みやシビレが生じている」とするのは誤診である、ということが近年分かってきたのです。
痛みの本当の正体
では、痛みの原因はどこにあるのでしょうか?
その大半は筋膜のねじれや筋肉の強ばりにより血流が不足し、細胞が酸欠となったことで痛みやシビレを生じているのです。
そして、通常では数週間以内に自然に治るはずのケガが、さらなる過負荷をかけられたり、悪い姿勢を続けたり、冷えや老化で循環不良だったり、「ヘルニアで手術が必要」と誤診されショックを受けたり、常に患部に意識が集中してしまうような状態となることで、筋肉が余計に凝り固まり、痛む範囲も広がってしまうのです。
ですから、「ケガをしたら出来るだけ早く治す」それが慢性痛(筋筋膜性疼痛症候群)を防ぐ最善策です。
痛みやシビレを治す方法
痛みやシビレを治すためには、①血液やリンパ液の流れを促すか、②筋肉の緊張を緩めることにより、悪循環を断ち切る必要があります。
また、約6ヶ月以上慢性痛の状態が続いている場合は、脳などに誤った情報が記憶されてしまっているため、正常な状態を取り戻すために脳や中枢神経にアプローチする必要があります。
当院では大きく分けると3種類の治療法によりこうした症状の改善を図ります。
- 治療家の手によって痛みの発信源となっている(トリガーポイント)筋肉を緩めたり、コリをほぐしたりして血行を促進していきます。
- 関節の曲げ伸ばしで痛みを生じる場合は、関節の動き方(遊び)を調整したり、関節周辺の筋肉を緩めたり、ねじれた筋膜をほどいたりして、運動制限を解除していきます。
- 骨盤や脊椎・頚椎などの骨格の歪みから筋肉の緊張や神経伝達の異常が起きている場合は、骨盤矯正や頚椎調整などにより骨格を整えて正常に戻していきます。
- はりのわずかな刺激により知覚神経をブロックして、痛みの信号が脳に伝わりにくくします。
- ツボ刺激により、脳内麻薬と呼ばれるモルヒネ様物質を分泌させることで、副交感神経を優位にし、身体をリラックス状態へと導きます。同様に自律神経が刺激されることで、循環器系や免疫系が改善されていきます。
- コリ固まった筋肉に直接はりで刺激を与えることで、筋肉の強ばりを取り除いていきます。また、お灸により身体を温めることで、血管を拡げて血液の流れを改善していきます。
- 筋膜や関節内のセンサー周辺から通電することで、カリウムイオンを集めて脱分極を抑え、痛みの信号の量を元から抑えます。
- 低周波治療器のような電気の刺激感により、痛みの信号が脳に伝わるのを抑えます。
- 電気刺激により筋肉を他動的に動かすことで、ポンプ作用により血行を促し、痛みの物質の排出も促します。
- 超音波治療器のようなミクロマッサージにより細胞を振動させ、身体を温めて血管を拡げたり、細胞を活性化させて治癒を促したりします。
- WaDiTであればインナーマッスルまで動かすことができるため、より身体の深いところから血行を促進したり、脊柱周辺の筋肉を強化することで姿勢を改善していきます。
- 麻痺や筋膜の問題により関節制限がある場合は、関節内のセンサーから通電して中枢神経や脳を刺激し、そこへストレッチや関節運動を加えることで、正常な状態を思い出させます。
- WaDiTであれば内臓や全身の神経筋を刺激することができるため、循環器系や自律神経系を改善することができます。